鞘師里保の卒業について
モーニング娘。の9期メンバー、鞘師里保が公式ブログを通じて今年いっぱいでのグループ卒業を発表しました。
色々と思う所はありますが、まとめると「モーニング娘を選んでくれてありがとう」につきます。と同時に「まさか最初に卒業するのが鞘師だとは思わなかった」というのも正直なところです。
正直15になってから生田や工藤などが卒業について触れる機会が多くなって、順番的にも次に卒業するのは9期なんだな…と漠然とした覚悟というか気持ちを持ってはいましたが、やっぱり現実になるとショックは大きいです。
私は箱推しな人間なので、卒業自体についてはむしろポジティブに考えています。
いつももう少しで完全体になりそうなところで誰かが卒業していく。その繰り返しで、モーニング娘。というグループはいつも不完全な状態で、だからこそいつも成長、変化していく。そういう面をいつも見せてくれるこのグループが大好きだし、多分これからも大好きなんだろうなと思います。
鞘師が今まで担ってきた部分はとても大きい(歌割的な意味でも存在的な意味でも)。なので今後鞘師のパートを誰が担っていくのか、9期の他のメンバーや10期などの後輩の成長も著しいので楽しみな面もあります。
どうだ!これが16だ!というところを見せてほしいな、と思っています。
鞘師里保について思うこと
鞘師は本当に自分を極めていく人間なんだな、と今回の卒業報告を見て改めて感じました。自分がもっと強い人間になるために何をするべきなのか、というのを常に考えていて、自分を極める為には努力を惜しまない。努力が呼吸みたいなものになってるんだな、と感じました。
(自分の周囲に鞘師に似た人間がいるので余計とそう感じるのかもしれませんが)
自分の理想があって、そこにストイックに向かう人って本当にがむしゃらに進んでいくんですよね…。
鞘師は加入当初からどこか大人びていて目線とか意識を高い所に持っている少女で、当時も「この子はただものじゃないな…」とぼんやり思ってはいました。道重の卒業の時に「道重さんに嫉妬していました」と言ったのも印象的なんですが、あのメンバー、ヲタ共にある種の神のような存在である道重さゆみに対して嫉妬を抱けるという強さに驚きました。
鞘師は本当に背負うものが多くて、ひやひやさせられる場面も多くありましたが、同時に強さを感じさせられるアイドルでした。いつも遅れを取らないようにストイックに努力していて、良くも悪くも自分を追い込んで闘っていたアイドルでした。
17歳で留学を決意するということも並々ならぬ覚悟がないと決断できないことだと思います。NY公演から海外を意識した発言をよくするようになったし、ラジオとかでも勉強したいと言う意欲を見せていたので、いつか本格的にダンススキルを学ぶために飛び立つんだろうなとは感じていました。
英語もダンスも早いうちから習得していかないと身につかないので、個人的には鞘師の決断は納得できるものでした。(納得するまでに時間はかかりましたが)いっぱい勉強することもあるし準備もあるしで大変だろうとは思うけど、今まで貴重な青春を捧げて来てくれたから、今度は自分の道を究めて行ってほしいと思います。応援しています。
心配に思うのは「鞘師は甘えられる場所があるかな?ちゃんと息継ぎできているかな?」ということです。ひたすらに強さを求めて努力し続ける様子はかっこいいんですけど、まさに生き急いでいるようにも見えます。
道重の「頑張る人に頑張るなと言っても無意味だから、味方がいるという安心感の中で心を楽にした状態で頑張ってほしい」という言葉が深く突き刺さります…。
鞘師には苦しんでほしくもないし後悔もしてほしくないです。あと自分をもうちょっと甘やかしてほしいです。自分も短期ではありますが留学してた期間があります。慣れない地に行くとどうしても精神的に疲れてしまうし、自分が安心できる場所や甘えられる場所も必要になります。
なのでせめて安心して甘えられる場所を今のうちに築いていってほしいな。
でもやっぱりさみしい!!!!さみしいよ!!!
9期が入ってから本格的にヲタになったので、特に9期に対する思い入れが強いのもあるんですけど、正直鞘師のいない娘。ってどうなるのか想像つかないのもまた事実です…9期も来年の1月で5周年迎えるのにそこに鞘師はいないんだ…っていうさみしい気持ちでいっぱいです。せめて送り出させてほしい…鞘師はそういうのは嫌いそうだけど、ビジネスとか関係なしにやっぱりひとつのけじめとして大切な事じゃないのかなぁと思ったり…
Dマガのキャンプ回とか古民家回とかが私の精神安定剤だったのに画面の向こうの幸せそうな鞘師が心を抉ってくる…つらい…
もっと色んな鞘師が見たかったな…というのも本音です。
トライアングルのキリ師を見て、いつかミスムンで男役をこなして歌ってほしい!絶対に会う!と淡い期待を抱いていました……
グラデーションのりほさくのリゾナントブルーが迫力と色気があって、鞘師と小田がパスをしあうたびに熱が研がれていく勢いを見て、これが新生モーニング娘のリゾナントブルーか!!と鳥肌が立ったんです。あれは本当に最高のパフォーマンスでした。自分の中で伝説に残るレベルでした。今の娘。でリゾナントブルーをやるのは早いんじゃないのか?という意見をよく見かけて、私もそう思っていた時もありましたが、今はあの時にやってくれて本当によかったと思います。
オーディションのベビーフェイスでバキバキに踊る鞘師。愛ちゃんガキさんの中に入って見事なムンライのパフォーマンスを見せる鞘師。あの頃から本当に鞘師のことが大好きでした。不器用だけどひたむきで、ストイックで努力家な鞘師を見ていると、私もがんばろうと思えました。ありがとう。