隠居生活

だいたいひとりでこじらせてます

ヴァンガードG・GC編14話感想

ヴァンガードG14話の感想です。今回は人物別に分けて書いています。

 

葛木カムイ

 クロノたちと一緒に居る時はお兄さんなカムイさんも1号店ではマケミに毒づいたり女神に心奪われたりする年相応の高校生のカムイになるんだなぁと思うと感慨深い回でした。女神に勘違いされて待ってくださいエミさぁ~~ん!!!となっているカムイを見たツネトたちが「カ、カムイさん?」と動揺していたところを見るに、そういう振り回されているカムイを見たことがないんじゃないかな~。

 でもクロノたちがリューズの思惑を知って立ち向かうということを知った時にクロノを真っ先に1号店に連れてったカムイさんはマジでイケメンすぎるというか、そこにはやっぱり昔色々と経験して考えてたことが反映されてると思うんですよね。大きなものを一人で背負い込だが故に起こった悲劇を昔に見ているからカムイさんはクロノを1号店っていう自分がある意味で一番信頼しているホームに放り込んだんじゃないかなぁ…。

 と考えるとカムイは本当にクロノについて親身になって考えてくれてるなと思います。良い先輩だ。時々暴走するけど。

 

那嘉神エル

 一号店のショップ大会でクロノの最初の相手となったのがまさかのえるたそ!!!

Gで出て来るとは思わなかったのでリアタイしててびっくりしました

そして相変わらず厨二拗らせててある意味安心(そしてやっぱり何気に強い)

無駄に作画に気合が入っているせいかそのおかげでAパートだけでもうすでに濃すぎてお腹がいっぱい状態でした

ファイト後に「那嘉神さん、大会なんか来て就活大丈夫なんですか?」とタオルを差し出す三和くん

えるたそスーツ姿だったからてっきり社会人かと思ったら就活中なのかよ!!

えるたその苗字普通に呼んでるけど三和くんってえるたそと面識あったっけ?と思いましたが…

「先輩の実力をわかってくれる会社に、いつか出会えますよ」

先輩呼びってことはもしかして同じ大学なのか?

しかしクロノと出会っときに何気に「途方もないものを背負っているな…」と言い当てている辺り、えるたそのイメージ力は馬鹿にはできない

 

森川カツミ・井崎ユウタ

 そしてクロノの二回戦目にあたったのがG3厨、森川カツミ

 濃いな!!!無印バラエティ組そろい踏みかよ!!!

 Gアシストの説明回が入るなら森川かな?というコメントをちょこちょこみたのですが予想通りで笑った。本人がドヤ顔で説明しているのも予想通りだった。

 森川最強デッキがまともに回ってるだと…!?何故だ…からの最強ノーガードで死ぬほど笑った(しかしライド姿は無駄にかっこよかった)。ホント森川のバラエティのクオリティには衰えがない…

 そして井崎のツッコミが威力を増しているのにも笑いました。ハリセンどっから出してきたのww

 

 でも単なるギャグ回かと思いきや原点回帰回でもあったんですよね。

「なぜそこまでG3に拘るんですか…!」と唖然とするクロノに曇りなき笑顔で「好きだからだ!!!」と答える森川。

 G4が出ても「G3最強」の信念は変わらず、そして「Q4が一番」で誇りである事を今も胸を張って言える。自分の好きなものが世間的には不利な状況に置かれていたり、いわゆる過去のもの扱いされてしまってたりして、自分にとって有益にならなくなっても、好きなものを変わらずに好きだと堂々と主張できるっていうのはもしかしたら難しいことなのかもしれない…。と思ったら、森川やエミちゃんの自分が好きなものでファイトしているから負けても笑顔なのってかなり強いのでは?好きを貫き通すからこそ揺るぎないし楽しいんだろうなぁ。

 

 そしてクロノに負けたあとも気持ちよくクロノをブーストする森川と井崎を見てやっぱり気持ちいいなぁと思うのでした。

 

新導クロノ

  今回はクロノと無印キャラとの化学反応がとても面白い回でした。クロノ純粋すぎて不安になるけど悪い人についていっちゃだめだよ?

 クロノくんはヴァンガードが楽しいものだって1期を通じて知っていったけどそれじゃあどうして楽しいと思えるのかって部分がちょっとあやふやなんですよね。これからは楽しいから!という気持ちだけでは守れない事・戦えない事がありそうだから具体的な理由を見付ける期間なんだろうかと思っています。

 1期のタイヨウくんを連れ戻す時にハイメが「勝つことが楽しいって言うのもひとつのありかたなんじゃないかな?どうしてクロノはタイヨウに戻って来てほしいの?」と問うた時にクロノは「よくわかんねぇけど…自分はタイヨウに楽しかった時の気持ちを思い出してほしい」と言っていた。それも当時のクロノが目一杯考えて自分なりに導き出したひとつの答えだけど、それはあくまでタイヨウが以前「楽しかった時期を知ってた」というのが前提としてあって、クロノもタイヨウの口から「ヴァンガードが楽しい」という言葉を聞いていて、かつタイヨウが洗脳されていたも同然だったから連れ戻すという目標が立てることが出来たと思うんですよね。

 今回立ち向かうリューズという人物はまだ全貌は明らかにされてないけど一筋縄でいかないのは確かなので、1期の時に保留状態であった「何をもって楽しいと思うのかはよくわからない」という部分をクロノなりに見付けていくのかなぁと思ってたりします。

 クロノの「ヴァンガードが好き」という理由にはこういう色んなファイターと触れ合って得たものが結びついて行くんじゃないかな…。

 

新田シン

 そして今回のダークホース、新田シン。ちょいちょい目の描写がいきなり入るので心の準備ができない。イケメン過ぎてつらい。

 初めにカムイとお好み焼き屋でクロノがリューズと立ち向かうと聞いた時に、カムイにショップ大会のことを話していたので何か狙いがあるのでは?と思ってたんですけど、Cパートの様子を見るとやっぱりな!!!という感じです。来週色んな意味で楽しみ!

 Gはシンさんの使い方が本当に上手いというか、無印ではどうしても空気がちだったのにちゃんと要所要所で活躍してくれるのが地味に嬉しい…。

 

 

 リューズの企みや行っていることを明かして、お前に何が出来る?という大きな問いかけを投げかけた後に原点回帰で「好きだから楽しい」という気持ちを前面に持って来た構成の上手さにも唸りますが、無印キャラを上げまくるわけでもクロノ世代の踏み台にするわけでもなく、お互いがお互いの美味しい所を引き出してたり掛け合いで新たなキャラ同士の科学反応を起こしてるのが本当にすごい。そして同時に、今まで培ってきた物語や皆の話を経ているからこそ、無印キャラたちの言う事だったりファイトに説得力が増して意味のあるエピソードとして昇華されていて、クロノたちGの関係にも影響を与えているという。Gの構成についてはいつも褒めまくっていますが今回は顕著に出ていると思いました。